急性ストレス障害ASD(Acute Stress Disorder) 急性ストレス障害とは? ▶事件の直後に起きる『急性ストレス障害』 心の傷(トラウマ)を残すような、大きな事件や事故の直後から最低2日間~最大4週間以内にみられるPTSDの症状に、解離症状がみられる場合、急性ストレス障害(ASD)と診断されると言われています。 ASDの症状がみられる場合は、その後、PTSDに移行する可能性も高く、早い段階からの、適切な周囲のサポートが必要とされます。 ASDの主な症状 ■フラッシュバック・回避&麻痺・過覚醒(PTSDの主な3つの症状) + ■解離性症状 ・ 自分のこころが身体から離れてしまったような感覚がする。 ・ 感情や現実感が失われ、何に対しても実感がわかなくなる。 ・ 事件や事故の重要な一部分の記憶が思い出せない。 など・・ ⇓ アメリカ精神医学会による診断基準を具体的に下記します。 ASD(急性ストレス障害) 診断基準 A.その人は、以下の2つがともに認められる外傷性の出来事に暴露されたことがある. (1)実際にまたは危うく死ぬまたは重症を負うような出来事を、1度または数 度、または自分または他人の身体の保全に迫る危険を、患者が体験し、 目撃し、または直面した. (2)その人の反応は強い恐怖、無力感または戦慄に関するものである. B.苦痛な出来事を体験している問、またはその後に、以下の解離性症状の3つ(またはそれ以上)がある. (1)麻痺した、孤立した、または感情反応がないという主観的感覚 (2)自分の周囲に対する注意の減弱(例:“ぼうっとしている”) (3)現実感消失 (4)雛人症 (5)解離性健忘(すなわち、外傷の重要な側面の想起不能) C.外傷的な出来事は、少なくとも以下の1つの形で再体験され続けている:反復する心像、思考、夢、錯覚、フラッシュバックのエピソード、またはもとの体験を再体験する感覚;または、外傷的な出来事を想起させるものに暴露された時の苦痛 D.外傷を想起させる刺激(例:思考、感情、会話、活動、場所、人物)の著しい回避 E.強い不安症状または覚醒亢進 (例:睡眠障害、いらだたしさ、集中困難、過度の警戒心、過剰な驚樗反応、運動性不安) F.その障害は、臨床上著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている、または外傷的な体験を家族に話すことで必要な助けを得たり、人的資源を動員するなど、必要な課題を遂行する能力を障害している. G.その障害は、最低2日間、最大4週間持続し、外傷的出来事の4週間以内に起こっている. H.障害は、物質(例:乱用薬物、投薬)または一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものでなく、短期精神病性障害ではうまく説明されず、すでに存在していた1軸または2軸の障害の単なる悪化でもない. 《ASD診断基準について、下記文献より抜粋》 ・米国精神医学会(APA)著、高橋三郎他訳(2004)「DSM-Ⅳ―TR精神疾患の診断・統計 マニュアル新訂版」 医学書院 ■対応について まずは、事件や事故を体験するような状況から身を守る事が大切です。被害を受けた本人は感覚や感情が麻痺してしまっていて、判断力が鈍っていたりします。再び危険な状況に陥らないように、周囲がサポートしてゆく必要性があります。 その後、精神面が安定し、PTSDへの移行を防ぐためにも、周りの理解を示した態度や、必要な治療などが、臨機応変に求められます。 また、周りの人々も、自分自身のケアを忘れないようにしてゆきましょう。 助けを求めたり、自分自身をケアすることは、とても大切なことです。 こころの健康を応援しています。 《参考文献》 ・飛鳥井 望監修(2007) PTSDとトラウマの全てがわかる本 健康ライブラリー イラスト版 講談社 ![]() ~もっと素敵な自分に会える~ Heartful Counseling Joy |



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