傷付いたインナーチャイルドが与える影響 ![]() 置き換え ≪行動化≫ 私たちの傷ついたインナーチャイルドが、 子供時代の満たされていない欲求や、解消されていないトラウマを どう行動化するのかを知るためには、 人間の基本的欲動(人間を行動に向かわせる無意識の衝動)の源は、 情動(Emotion)であることを知ることが、役に立つかもしれません。 情動は私たちを守り、 基本的な欲求を満たすために、 私たちを動かす燃料で、基本的なものです。 例えば 怒り 自分を守るために、私たちを動かします。怒りを用いて防衛し、自分の権利の為に戦ったりします。 恐れ 危機に面した時に、逃げるという行動をとらせます。恐れは私たちに識別力を与えてくれます。危険が身近にあり、戦う相手としては大きすぎることを知らせることで自分たちを守ります。 悲しみ 涙を流させます。涙は悲しみを浄化し、苦悩を解決する助けとしてくれます。悲しみは喪失に伴う悲哀を体験させ、エネルギーを使用させ、後まで残させない役割もあると言われています。 深く悲しむことが出来ないと、私たちは過去を完結させられず、ずっと引きずってしまうことにもなりかねません。 ![]() 過去の心の痛みが解消できず、 表出も出来なかったエネルギーは、 完結する為に、 何時までも・・・私たちを突き動かします。 しかし、心の痛みや悲哀を、健康的に表現できない場合には、 歪んだ行動で表わされてしまう事があるのです。 例えば ・自分が受けた暴力や虐待を、他人に対して再現してしまう。 ・自分は決してしないと決めたことを、子供にしてしまう。 ・上手くゆかないと、すぐに、癇癪をおこす。 ・理屈に合わない反抗をする。 ・完璧な状態を求め、理想化した何らかのルールに従う。 など・・。 ≪内攻化≫ 過去に受けた心の痛みや虐待を 自分自身に向けてしまいます。 子供のころに罰せられたのと同じやり方で、 気が付くと、自分を罰してしまったりします。 もしくは、何らかの行動を起こすことを禁じられたため、 代わりに・・・憂うつ、無関心、しらけ、無気力になることで 自分を傷つけることもあると言われています。 自分に向けられた、情動エネルギーは、 深刻な肉体的問題を引き起こす場合があります。 その症状には、様々な身体症状(心身症)があり、 原因が、身体疾患や特定の要因が見られない場合などの・・ 胃腸障害・頭痛・腰痛・首の痛み・肩こり・・関節炎・ぜんそく・心臓マヒ・・ など様々です。 また事故に遭いやすいのも、 内攻化の一種だと考えられます。 つまり、自分を事故に巻き込ませることで、 自分を罰しているとも推察出来るのです。 ● ● ● 自分の人生は、過去に縛られるものではありません。 「いつか・・・」を求め過ぎて、現実を見ないことでもありません。 『今-ここ』を、自分として、自分が選択した人生を、 責任を持って、生きてゆく為にあると、信じています。 楽しむ為に、幸せになる為にあると・・・信じています。 簡単なことではないかもしれません。 ただ、とても大切なことです。 一人で難しければ、信頼出来る専門家や誰かと共に、 取り組んでも良いでしょう。 ![]() 一人でやることだけが自律でなく・・・ 自分の為に、 必要な助けを借りることも自律だと思います。 あなたの一歩を・・・、応援しています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2012年7月14・15日 神戸にて 『アダルトチルドレンと共依存』 のセミナーを開催します! 講師 : 水澤都加佐先生 料金 : 21000円/2日間 時間 : 9:30~16:30/2日間 場所 : 神戸モザイク付近 申し込み、お問い合わせは☞こちらまで。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ≪ご紹介☟≫ 西尾リプロセス協会 リプロセス・リトリートワークショップhttp://workshop.nishioreprocess.com/ Heartful Counseling Joy もっと素敵な自分に会える |